ケノン・ロード展望台とライオンズ・ヘッド

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日本人移民と日系人の歴史を知る

 マニラからバギオへ至る道として、米国によって1900年から5年の歳月をかけて建設されたのがケノン・ロード(元の名前はベンゲット道)。険しい山を切り崩しながらの工事は困難を極め、さまざまな国からの出稼ぎ労働者が工事に加わった。その数、約4000人といわれており、約2300人の日本人労働者もその工事に携わった(注:人数に関しては諸説あり)。この日本人労働者の中には工事完了後、地元の先住民族・イバロイ族などと結婚してバギオに移住した人もいた。

 バギオ市内からケノン・ロードを10分ほど下ったキャンプ7には、バギオの日系人団体によって展望台が建てられている。この展望台から急斜面をジグザグに蛇行するケノン・ロードを眺めると、事故やマラリヤなどの病気で多くの犠牲者を出して苦労の末完成されたというこの道路工事の厳しさを想像することができる。

 そこからしばらく降りると目の前に現れるのが巨大なライオンの頭の石像。「ライオンズ・ヘッドLion`s Head」と呼ばれ、ケノンロードを通ってバギオ入りする人にとっては「バギオへの入口」の目印と言えるだろう。1972年に作られたこの「ライオンズ・ヘッド」は、ライオンズ・クラブがイフガオ族の木彫り職人たちの手を借りてに造らせたもの。1968年に着工し、1972年の完成まで、途中中断しながら4年の歳月をかけて完成にこぎつけたという。その後カラフルに彩られ、周辺には土産物を売るブースもでき、今のような観光スポットとなった。
 しかし、実は本物の「ライオンズ・ヘッド」は、その数メートル先にある。石灰岩が自然の力でライオンの頭のような形に削られ、その上に大きな木が立っているのに気づくはず。そちらが本物の「ライオンズ・ヘッド」なので、記念写真はこちらでもお忘れなく。

名称 ケノン・ロード展望台とライオンズ・ヘッド Kennon Road and Lion`s Head
住所 Camp 6, Kennon Road


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入場料 無料
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